やっぱり村上龍がおもしろい【村上龍の作品まとめ3選】

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社会人になってからは専らビジネス書を読んでいますが、大学1.2年の頃、私は電車の中でよく小説を読んでいました。
何せ片道2時間かけて通学していたので、1通学あたり1冊の小説を読んでいました。
(大学4年間、東京キャンパスに通うつもりでいたが、入学式1週間前に1.2年は地方のキャンパスに通うことが判明した、という何ともバカな話。)
そんな大学生の私が好んで選んでいた小説家が村上龍さんです。
今回は私が薦める村上龍さんの小説3作品を紹介しようと思います。

誰にでもできる恋愛

村上龍さんファンが見たら、「なぜこれが1冊目!?」と言われるかもしれません。
この小説はエッセイになのだが、今でも忘れない、この小説の一発目の言葉。

結論から言うと、誰にでもできる恋愛などというものはありません。

誰にでもできる恋愛(幻冬舎文庫)

もう度肝抜かれました。
「誰にでもできる恋愛」がどんなものか書いていると見開いた1ページ目の1行目から全否定です。
電車に乗って2駅区間くらいニヤニヤが止まりませんでした。
ボックスシート席の電車だったのですが、他の客にニヤニヤを見られないようしばらく外の景色を眺めて誤魔化していました。「世界の車窓から」を強く感じたのは後にも先にもこの時が一番でした。

愛と幻想のファシズム

カナダで狩猟生活を送ってきた主人公の鈴原冬二が、ゼロという日本人との出会いをキッカケに独裁者への道を歩んでいくという物語。
ダミークーデターを起こしたり、戦術核を製造したりするなど、内容的には過激であるものの、「絶望の中にある希望をどれだけ信じられるのか」そして、「希望を見いだせた者たちの力強さ」を感じた1冊。ハラハラする一方、生きていく活力が湧いてくる感じがしました。
ちなみに「新世紀エヴァンゲリオン」の登場人物の名前と、愛と幻想のファシズムの登場人物の名前が多数重なっていますが、「庵野秀明監督の新世紀エヴァンゲリオンがインスパイアされたから」と言われています。

コインロッカーベイビーズ

1970年代、駅のコインロッカーで新生児の遺体が発見されるといった事件が同時多発的に発生し、大きな社会問題となっていました。
このような社会問題を用いて、「もしコインロッカーに遺棄された新生児が生きていたら」という前提で作られたのがこの「コインロッカーベイビーズ」です。
物語の主人公である「キク」と「ハシ」はコインロッカーで生まれ、孤児院で暮らし、その後養父母に引き取られることとなります。二人のうち「ハシ」は本当の母親に会うことになるが・・・というストーリーですが、実際にあった事件でもあり、面白いというより深く考えさせられました。

 

今回は以上です。

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