「子供に玄関ドアの鍵を渡すのが少し心配」
そう考え、我が家が選択した方法が指紋認証型の鍵「ポップスキャン3」の設置です。
実際に設置しましたが、本当に指紋認証型の鍵は便利で、快適で、そして面白いです。
今回はわたしが購入したポップスキャン3を含めた電子錠の設置前セルフチェックをまとめました。
~参考~
ポップスキャン3の特徴についてはこちらの記事をご覧ください。
「そもそも我が家は電子錠を設置できるのだろうか?」
購入前に必ず気になることであり、とても重要なポイントです。
まずは公式サイトの取付自己判断から、今回わたしが重要視したポイントをまとめます。
自宅ドアの状況を確認しましょう。
まずは自宅ドアの状況をチェックしましょう。
1.直接室外機に雨が当たる玄関への設置は避けてください。(室外機側は生活防水仕様ではあるが、やはり電子機器なので要注意)
2.室内機は生活防水仕様ではないので、室内機の屋外設置はNGです。
3.賃貸物件での新規取り付けは、必ず大家さんの許可が必要です。
(所有物件であっても、マンションの場合は管理会社に連絡しましょう。室外機側はマンション共有部分に該当します。)
自宅ドアのタイプを確認しましょう。
ドアのタイプですが、ここでは大きく「開き戸」と「引き戸」に分けます。
開き戸用と引き戸用で機種が異なりますので、選ぶ際には十分気をつけましょう。
【開き戸タイプ】とは?
開き戸とは、蝶番や軸受け金物で止めた部分が軸となって、扉が弧を描いて前後に開閉するドアです。
既存の鍵を外し、すでにある穴を利用して取り付けられる可能性があります。


開き戸タイプの対象機種一覧
開き戸タイプに該当する商品は以下のとおりです。
① POPscan3(ポップスキャン3) ※解錠方法:暗証番号・指紋認証
② N-TOUCH(エヌタッチ) ※解錠方法:暗証番号
③ TOUCH(タッチ) ※解錠方法:暗証番号・Mifare ICカード
④ ES-F300D ※解錠方法:暗証番号・ICカード・指紋認証
⑤ TRIPLE X 2way ※解錠方法:暗証番号・ICカード(Mifare、FeliCa)
⑥ TRIPLE X 3way ※解錠方法:暗証番号・ICカード(Mifare、FeliCa)・ACS-BT1
⑦ ES-F500シリーズ
【引き戸タイプ】とは?
引き戸とは、戸をレールや溝の上を往復させて開閉する扉のことです。
EPIC社の商品はドア枠と固定するタイプのため、両引戸の場合は、電子錠を取り付けない、もう片方のドアは既存の錠前等で施錠する必要があります。
また、ドアを引き込んだ時に電子錠がぶつかる場合は、その分ドアが開かなくなるという点も注意が必要です。


引き戸タイプの対象機種一覧
① TOUCH HOOK(タッチフック) ※解錠方法:暗証番号・ICカード(Mifare)
②POPscan HOOK(ポップスキャンフック) ※解錠方法:暗証番号・指紋認証
鍵だけを取り外せるドアか確認しましょう。
自宅ドアが「鍵だけを取り外せるか」がポイントです。
結論、鍵と取っ手部分が結合している場合、既存の鍵との交換ができません。
我が家は既存の鍵との交換で対応できましたので、新規に穴を開ける必要がありませんでした。
もし鍵と取っ手部分が結合している場合、ホールソー等で新規に穴を開ける必要があります。
下記図のような仕組み(緑枠部分にスキマがある)であれば、鍵だけを取り外すことができます。
既存の鍵を外し、その穴を利用して取り付けできる可能性があります。


下記図のような仕組み(緑枠部分が連結している)の場合、鍵だけを取り外すことができませんので、既存の鍵との交換はできません。


バックセットの距離を確認しましょう。
次にチェックすべきポイントは「バックセットの距離」です。
バックセットの距離が各機種と適合しない場合、既存の鍵と交換することはできませんので、新規に穴を開けての取り付けを検討する必要があります。
バックセットとは?
バックセットとは、ドア枠の端から鍵穴の中心までの距離のことです。
バックセットの距離は、電子錠の設置ができるかどうかの目安となります。


開き戸用:40~88mm
対応商品:N-TOUCH / TOUCH / POPscan
開き戸用:31~63mm
対応商品:TRIPLE X 3way
開き戸用:28~74mm
対応商品:TRIPLE X 2way
開き戸用:31~85mm
対応商品:ES-F300D
開き戸用:41~46mm
対応商品:ES-F500シリーズ
ドアの厚みを確認しましょう。
自宅ドアの「厚み」によって、対応できる機種が異なります。
ドアが厚すぎても、逆に薄すぎても対応が異なってきますので、しっかり確認しましょう。
各商品別 対応ドア厚


ドア厚:35~50mm
対応商品:N-TOUCH / TOUCH / POPscan / TRIPLE X 2way
ドア厚:37mm~50mm
対応商品:TRIPLE X 3way
ドア厚:30mm~45mm
対応商品:ES-F300D / ES-F500シリーズ
■35mm(TRIPLE Xは37mm)よりも、ドアが薄い場合
室内機スペーサーを挟み、ドア厚をかさ増しすることで取り付け可能です。
※TRIPLE X 3wayの場合は室内機用スペーサーではなく、室外機用スペーサーでドア厚をかさ増しします。
■50mm よりも、ドアが厚い場合
室外機とバックパネルを固定するM5トラスネジ(付属品)をドア厚に対応した長さのネジ(別途購入)に変更することにより取り付け可能です。
※TRIPLE X 3wayの場合は「交換用シリンダー(扉厚70mmまで対応)非常キー5本セット」(別途購入)が必要です。
室外機、室内機、ストライクの設置スペースがあるか確認しましょう。
室外機、室内機、ストライクの設置スペースがあるかどうか、実際のドアで測ってください。


各商品の寸法はEPIC公式サイトに掲載されています。
公式サイトから各商品の「設置用台紙」もダウンロードできます。
「設置用台紙」を利用して設置判断することも有効です。
(参考)ポップスキャン3の寸法
わたしが設置したポップスキャン3の寸法をご紹介します。
ポップスキャン3の寸法
室外機
タテ:179.0cm
ヨコ:74.0cm
厚さ:2.4cm
室内機
タテ:93.0cm
ヨコ:162.0cm
厚さ:4.9cm
ストライク
タテ:12.5cm
ヨコ:2.9cm
厚さ:2.4cm
既存の鍵の取り付け穴の大きさを確認しましょう。
ポップスキャン3含め、すべての商品において「32mm~35mm」を基準としています。
・対応穴径よりも、穴が小さい場合
ホールソー等で穴を広げる必要があります。
・対応穴径よりも、穴が大きい場合
多少大きすぎても、室外機の幅よりも小さければ隠れてしまうため、そのまま取り付け可能です。
電子錠 設置前セルフチェックまとめ
✔自宅ドアの状況を確認する。
✔自宅ドアのタイプを確認する。
✔鍵だけを取り外しできるドアか確認する。
✔バックセットの距離を確認する。
✔ドアの厚みを確認する。
✔室外機、室内機、ストライクの設置スペースがあるか確認する。
✔既存の鍵の取り付け穴の大きさを確認する。
次回、セルフチェックを行い、実際に設置したポップスキャン3の実践レポをご紹介します。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
以上、ケンでした。
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