※賃貸の場合、契約上、個人での修復はNGの場合がありますのでご注意ください。
自宅の壁に穴をあけてしまって焦った経験、ありますよね。
先日、わたしも足を滑らせて勢いよく壁に手を着いたところ、見事に穴をあけてしまいました。

修理代金をググったところ、1.5万円~3.0万円が相場といいます。
そんなお金、支払たくない!!
そんな中、自力で直す方法を探してみつけた動画がこちら。
HIRO channel DIYはマジで神動画です。(そしてHIROさんはやっぱりイケメン)
HIROさんのやり方を忠実にマネしただけですが、
初心者でもあいた壁、直せます!!
実際にわたしもこの動画を見て、みごと修復することができました!!
今回はその修復作業の内容と、初心者のわたしが思う注意点やポイントを紹介していきます。
「なおすにしても、どんな材料を準備したら良いかわからない」
初心者ならそう考えて当然ですよね。
でも安心してください。
こちらの記事で壁を直すための資材をまとめています。
どんなものを用意すれば良いかわからない方は、こちらの記事もご参考ください。
穴のあいたサイズをはかる。
まずはあいた穴のサイズをはかります。
わたしがあけた穴のサイズはタテ29cm、ヨコ20cmでした。
このサイズよりもう一回り大きめのサイズで石膏ボードを切ります。
石膏ボードを切る。
わたしがあけた穴はタテ29cm、ヨコ20cm。
なので石膏ボードはタテ30cm、ヨコ21cmで切ることにしました。
切った写真がコチラ。

<ポイント>
石膏ボードはカッターでカンタンに切ることができます。
数回カッターで切り込みを入れた後、少しのチカラで「パキッ」と折れます。
後は反対側から同じラインを切ればキレイに切ることができます。
壁を切るラインを引く。
まずは切った石膏ボードを穴のあいた壁にあてます。

次に、石膏ボードに沿って鉛筆で薄くラインを引きます。
引いた線は、この後カッターで切っていく目安ラインとなります。

カベをカッターで切りましょう。
次に壁をカッターで切っていきます。
切るラインを鉛筆で引いていますが、必ず定規を使って切りましょう。
壁を切り取るとこんなカンジになります。

<注意>
あいた穴周辺の壁は、見た目は破損していなくても、衝撃で下地がボロボロになっている可能性があります。
わたしは穴のサイズプラス1cmでうまくいきましたが、壁の破損状況によっては、もう少し大きめに切る必要があります。
ただ、破損状況は壁を切ってみないと知ることができません。
切ってみた結果、壁の状態があまり良くなかった場合は、もうワンサイズ大きめに切ってください。
うワンサイズ大きめに壁を切った場合は、そのサイズと同等の石膏ボードを再度作成する必要があります。
カッターは持ち手が細いモノや太いモノがありますが、細いカッターの方が使いやすいです。
持ち手が太い方がチカラが入りますが、壁を切るのにそこまでチカラは必要ありません。
壁を切るのは少し勇気がいる
自分で穴をあけたとはいえ、初心者にとってあえて「壁を切る」のは勇気がいります。
日常生活で「壁を切る」なんて普通、やりませんもんね。緊張して当たり前です。
<壁を切る際のポイント>
一度で壁を切ろうとせず、切るラインを何度もなぞるように切りましょう。
すぐに切り込みはできますし、チカラもそこまで必要としませんん。
また、壁を切る際は必ず新しい刃先を使いましょう。もし歯がボロボロの場合、うまく切れずに壁紙を不必要に傷めてしまう可能性があります。
石膏ボードを切ったあとの刃先はけっこう痛んでます。
もったいないなどと思わず、使った刃先は折って、次の新たな刃先で切りましょう。
穴のフチを少し切っておく
下記写真の赤いライン部分を少しばかりナナメに切っておきましょう。
そうすることで、この後のパテ塗りをした際、パテが溝に入りやすくなります。

穴の周りの壁紙を1~2cmほどはがす
石膏ボードをビス留めして固定するので、穴の周りの壁紙を少しはがす必要があります。
1~2cmほどの幅でカッターで切り込みを入れ、こんなカンジに周りの壁紙をはがします。
(壁紙だけはがしたいので、カッターの刃を深く入れる必要はありません)

端木で石膏ボードの支えを作る
あいた壁に石膏ボードを埋め込むのですが、石膏ボードをビス留めするのに支えが必要となります。
そこで次に端木をビスで留めていきます。

わたしの場合、赤丸部分に電動ドライバーでビスを留めました。
ビスのあたまが少し壁にめり込むくらい打ち込みましょう。
もしビスが出っ張っていた場合、この後に壁紙を張っても壁紙の上からビスのあたまが浮き出てしまいます。
木の長さが足りなかったのですが、足りないままで作業をすすめました。
本当はちゃんとした長さの端木を使った方が良いです。
ビス留めで想定外の出来事
本当は左右両方に端木をビスで固定する予定でした。
しかし画像の赤枠で囲ったとおり、壁の左側の方は何やらスチール製の固定物が見えます。

外見からは見えないモノが出てきました。
修復作業においてイレギュラー発生です。
当初は左右両方に端木を固定する予定でしたが、結論、このスチール製の固定物を石膏ボードの支えとしました。
なので壁の右側だけ端木を固定しました。
石膏ボードを埋め込み、ビス留めする
次に切った石膏ボードを穴に埋め込み、ビス留めをしていきます。

石膏ボードの右側、上下にビスを打ち込みました。
ここでもビスが石膏ボードに少しだけめり込むように打ち込みます。
石膏ボードの左側は支えがスチールになっていますので、こちらにはビスは打ちませんでした。
パテを塗る
次に埋め込んだ石膏ボードと壁のスキマをパテで埋めていきます。
が、このパテ塗りが一番難しい!!
実際にパテ塗りした画像がコレ。

赤枠で囲った部分のスキマをメインに、全体的にパテを塗ります。
「穴のフチを少し切っておく」の工程で、
「パテ塗りをした際、パテが溝に入りやすくなります。」
と言いましたが、その理由がコレです。
また、ビス留めした部分も少し凹んでいるので、ちゃんとパテを塗っておきましょう。
それにしてもパテ塗りがヘタクソ過ぎですね。
パテが乾いてから次の工程で「ヤスリでこする」作業がありますが、うすくキレイにパテ塗りができるのであれば、「ヤスリでこする」作業は簡単に終わります。
でもわたしはパテを分厚く不均等に塗ってしまったので、乾くまでに時間がかかり、そのあとの「ヤスリでこする」工程で苦労しました。
ヤスリでこする
パテをかなり厚く塗ってしまったので、パテが乾くのに2時間ほど要しました。
そしてパテが乾いたら、均一でキレイな「壁」になるようヤスリでこすりました。

かなりヤスリでこすりましたが、ご覧のとおりヒドイしあがりです。
もう少しパテ盛りスキルとやすりでこするスキルを磨かないといけませんね。
ちなみにヤスリは目の細かいヤスリを使うと良いです。
新しい壁紙を準備する
次に石膏ボードのうえから貼る新しいカベ紙を切ります。
貼るカベ紙は、実際に張り付ける場所より一回り大きめに切ります。
新しいカベ紙を切ったら、裏側にカベ紙用ののりをハケでまんべんなく塗ります。

ハケでのりを塗ったら、5分ほどそのまま放置しましょう。
塗ってから少し放置することで、のりが慣れます。
のりを塗ったカベ紙を壁に貼り付ける
上下左右の位置をしっかり確認して、カベ紙を壁に貼りつけましょう。

こんなカンジで貼り付けます。
このあと、カベ紙の余分なところをカッターで切り落としていきます。
新しいカベ紙の端と、その下にある本物の壁紙、2枚同時に切りはがず
ここも少し難しいところです。
新しいカベ紙の余った端部分を切るのですが、新しいカベ紙の余り部分だけではなく、その下にある本物のカベ紙も一緒に切ります。

赤丸で囲った部分、この細長い紙は本物のカベ紙です。
新しく張り付けたカベ紙のフチを切るのと合わせて、その下にある本物のカベ紙も一緒に切ります。
こうすることで新しいカベ紙がぴったり壁の形に収まります。
カベ紙の境い目をジョイントコークでしっかりつなぎ合わせる
カベ紙の端部分はすぐにはがれてしまう可能性があります。
はがれにくくするために、カベ紙の端にジョイントコークを塗っていきます。

少しみえづらいですが、ジョイントコークを使って本物のカベ紙と、これから貼りつける新しいカベ紙のつなぎ目がはがれないよう、そして境い目が目立たないよう貼り付けます。
張り付けたら最後にしっかり、入念にローラーでコロコロします。
石膏ボードとカベ紙の間に空気が残らないよう、しっかりローラーしてください。
張り付けて3日後のカベの状態
貼り付けを終えて3日後、のりも慣れてきたころの壁がこちら。

うーん、ちょっと補修したカンジが出てしまっていますね。
個人的には40点の出来栄え、辛うじて赤点は逃れたレベルの仕上がりでした。
でもDIY初めてのわたしにしてみれば上出来なのかもしれません。
さいごに
自力で壁を修復してみましたが、いかがでしたでしょうか。
DIYに慣れている方であれば、もっとクオリティの高い修復が可能ではないかと思います。
でも初心者のわたしでもここまで修復ができました。
もしあなたも壁に穴をあけてしまったら、業者に頼む前に「自分で直せるかも」と思ってチャレンジしてみるのも良いと思います。
そんなときはぜひこの記事を参考にしてみてもらえたら幸いです。
次はテーブルや椅子、本棚の作成にチャレンジしてみたいと思います。
ここまで読んでいただき、どうもありがとうございました!!
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